山の花便り’07年    撮影/文・・・ざいる      剱岳想望(トップ)   剱岳にて

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ハクサンフウロ
(白山風露)
 フウロウ科フウロウ属
茎の高さ 20〜50cm、花期 7〜8月、多年草、分布 北海道 本州(中部以北)
フウロウソウという名前は、江戸時代の末に植木屋さんが風露草と名づけたのが始まりとの事です。
また、高山に咲く本種は、白山で初めて発見されたから、ハクサンフウロと言うそうです。
平地のゲンノショウコの仲間ですが、花はこちらの方が大きくて見栄えがいいです。
8月5日、ネット仲間の「しまった」さん御夫婦に白山を案内してもらい、その時の、たくさんの花の内の一つです。白山は、すばらしい花の山でした。


クロユリ
(黒百合)
 ユリ科バイモ属
茎の高さ 10〜20cm、花期 6〜8月、多年草
分布 北海道〜本州(飯豊山地、月山、中部以北)
バイモ(貝母)とは、りん根が複数の貝のように見えるという意味。またバイモは、編笠百合とも呼ばれ、同じ仲間のクロユリも中を覗くと編笠模様が見えます。
8月5日、直前に通り過ぎた台風が、それまでグズグズしていた梅雨空をいっきに晴らし、山では花達がこの日を待っていたかのように一斉に咲きそろいました。例年ならこの時期にクロユリを見るのは遅いくらいだそうですが、悪天続きで、白山登山を2週間も遅らせたのに、こうして見られたのは、逆に幸いでした。


ハクサンシャクナゲ
(白山石楠花)
ツツジ科ツツジ属、常緑低木、樹高40cm前後(高山帯)
花期6〜7月、分布 北海道 本州(中部以北) 四国(石鎚山)
7月29日、梅雨まだ明けきらぬ中、剱岳に出かけた主人は、別山尾根から本峰を経て、早月尾根を下って来たところ、「2,450m付近でハクサンシャクナゲが、雨の中を健気に咲いていたよ。」と教えてくれました。

エゾアジサイ
(蝦夷紫陽花)
 ユキノシタ科アジサイ属、 落葉低木、樹高1〜1、5m 
花期6〜8月、 分布 北海道 本州日本海側 九州(北部と大隈半島のみ)
7月8日、沢に沿った林道の脇で、やや日影の湿った崖っぷちに、涼しげに咲いていました。
良く似ているヤマアジサイは、主に太平洋側の山地に咲いているそうです。


ヤマツツジ
(山躑躅)
ツツジ科ツツジ属
樹高1〜4m、 花期4〜6月、 分布北海道〜九州の山野、葉形3〜5cm卵状だ円。
7月8日、大倉山の急な傾斜地に、大きな木にしがみつく様に根を張り咲いていました。


ミヤマカタバミ
(深山傍食)
カタバミ科カタバミ属
茎の高さ 7〜15cm、 花期3〜4月、 分布本州四国、 山地の林、 多年草。
4月15日、尖山(トンガリヤマ)登山道で杉林脇のやや日影の川縁に沿って多く咲いていました。特徴あるハート型の葉で、すぐ見分けられます。平地のカタバミより葉も花もずっと大きくて見栄えが良いです。


モミジイチゴ
(紅葉苺)
バラ科キイチゴ属
樹高2m、 花期4月、 分布北海道〜本州(中部以北)、山野の林縁。 
 4月15日、尖山の登山口の駐車場から頂上付近(標高559.2m)にかけて、日当たりの良いところの木の下を好んで咲いていました。目線の高さに白い花をつけているので、すぐわかります。細い枝にはごく小さなトゲがあります。