山の花便り ’06年     撮影/文・・・ざいる      剱岳想望(トップ)   剱岳にて

画像をクリックすると大きくご覧になれます。



コガネギク
(黄金菊)
別名 ミヤマアキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属
草丈 30〜80センチ 花期 7〜9月 多年草 分布 北海道、本州(中部以北) アキノキリンソウの高山型
9月24日 早月尾根の登山道脇の日当たりの良い場所に咲いていました。
アキノキリンソウとミヤマアキノキリンソウの中間のような花で、ちょっと区別が難しいです。間違っていたらご連絡ください。これ一枚しか撮ってなくて・・・


カライトソウ
(唐糸草)
バラ科ワレモコウ属
草丈 40〜80センチ 花期 7〜9月 多年草 分布 本州(北アルプス〜滋賀県三国山)
9月24日 早月尾根の下部樹林帯を抜け幾分高度を稼いだ明るい高山帯に咲いていました。ほとんどのカライトソウは終わっていましたが、まだこうして2〜3咲いていて嬉しかったです。
和名の由来は、唐から来た絹糸草の意味でだそうです。でも本種は日本固有との事。


イワショウブ
(岩菖蒲)
ユリ科チシマゼキショウ属
草丈 15〜50センチ 花期 8〜9月 多年草亜高山帯の湿地に生える 写真は開きかけた蕾 分布 本州
9月24日 早月尾根の登山道脇で、湿り気の有るところに咲いていました。
尾根の中でも、長くて急な事で有名な早月尾根は、岩場はもちろん、途中には沼地もあれば池もあります。変化に富んだ環境が、花の種類の多さにつながっているんですね。この環境をこれからも大事に愛していきたいものです。


ヤマハハコ
(山母子)
キク科ヤマハハコ属
草丈30〜70センチ 花期 8〜9月 多年草 地下茎が伸びて増える 花は中心の淡黄色の部分 雄しべと雌しべのそろった両性花の株と雌しべだけの雌花の株があり、雌花の株だけの株が実る。
9月24日 早月小屋の外にあるトイレ周辺で、大きな株になっています。小屋の皆様の、花への愛着がうかがえました。
珍しくも無い花ですが、集合花はまるでコサージュのようで、可愛らしいです。


オヤマリンドウ

(御山竜胆)
リンドウ科リンドウ属
草丈 30〜50センチ 花期8〜10月 多年草 花が開いた時に花びらが反り返っていない事と、花が茎頂につく事で、リンドウやエゾリンドウと見分けられているそうです。 
分布 本州中部
9月24日 早月尾根の樹林帯を抜け、周囲が幾分開けた登山道沿いにちらほらと咲いていました。
紅葉にはまだ早いと思われるこの時期が、リンドウの咲き時なんですね。

コウゾリナ
(髪剃菜または剃刀菜)
キク科コウゾリナ属
草丈30〜100センチ 花期5〜10月 越年草 分かれた枝の先に花がつく 開花時には根生葉は枯れて無くなっている。
葉や茎に横向きの毛があってザラつくのを剃刀にみたてた名前 根生葉や若い茎はてんぷらなどにして食べられる。
 分布 北海道〜九州
9月24日 早月小屋の池ノ谷側をちょっと覗くと足元に群生していた。背丈が高かったので、カンチコウゾリナでは無いと思っていますが、画像をクリックしてUPでご覧ください。
小屋前の広場周辺には、たくさんの花が次々咲き替わり、いつ行っても楽しみです。


ミヤマダイコンソウ
(深山大根草)
バラ科ミヤマダイコンソウ属
草丈10〜30センチ  花期7〜8月  ダイコンソウという名前は下側の葉が似ているからで、それ以外は似ていない。 ミヤマキンバイやミヤマキンポゲとは葉の形で簡単に見分けられる。
分布 北海道、本州、四国の高山帯の岩壁や崩壊地に生える。
8月5日 早月尾根の2800メートル地帯の岩場。
こんな岩の間に生えている花を見ると、ここまで登って来たからこそ見られるのだなぁと、しみじみ感動します。


シラネアオイ
(白根葵)
シラネアオイ科 (前はキンポウゲ科に入れられていた) 独立の1科1属1種で日本固有の種。
草丈 15〜60センチ  花期 5〜7月  4枚のガクが花びらのように見える  茎の先に1個花がつく  
多年草  分布 本州中部以北の日本海側と北海道  ミヤマハンノキ群落の周辺や雪崩草原に多い  
雪解けとともに咲く
8月5日 早月小屋前の池ノ谷側。今年は残雪が多いのと梅雨明けが遅れたので、ちょうど開花時期に遭遇できました。
花の大きさが5〜10センチで大きいのと、他には無い薄紫色の優雅な色合いが、美しく忘れられない花です。


タニウツギ

(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属
樹高 5メートル  花期 5〜6月  分布 北海道西部〜本州の主に日本海側
6月25日 大日平の手前。この時期、山桜と入れ替わりに目立つ花で、ここではポピュラーな山の木の花です。
山のおばあさんに、「あれはダニウツギって言うくらいダニがいっぱいおるよ。綺麗だからって、木の下に
行かれんなぁ。ダニが首筋に落ちてくるからね。」と、教えられた事があります(怖っ)


ツリバナ

(吊花)
ニシキギ科ニシキギ属
樹高 1〜4メートル  花期 5〜6月  分布 北海道〜九州の山野に普通に見られる
6月25日 称名ノ滝に向う最後の駐車場の先で、茶店の少し上で見つけました。
その名の通り、花がぶら下がっているので、すぐわかります。
秋には葉が紅葉し、赤い実も吊り下がり、色彩的にも造形的にも美しく、よく庭園や茶庭に植えられている
そうですが、
うちには無いので知りません出した(#^.^#)


ヒメトラノオ
(姫虎の尾)
ゴマノハグサ科クワガタソウ属
草丈 40〜90センチ  花期 6〜9月  多年草  分布 本州〜九州の山間地
6月20日 うちの雑草天国にて発見 (^^ゞ
山では、良く似たクガイソウ(九蓋草)を見ましたが、これとは葉の着き方や数が違うので区別が容易です。
多年草なので来年も楽しみ。

周りの(同じく勝手に生えてきた)ドクダミやアジサイには、場所をちょっと譲ってもらいたいなぁ。

ナワシロイチゴ
(苗代苺)
別名 サツキイチゴ(5月苺)
バラ科キイチゴ属
草丈 20〜30cm  花期 5〜6月  果期 6月〜
5月25日 スーパー農道(立山町から滑川市に向う途中)で上市川に掛かる橋の手前(北島側)の歩道脇。
ネットの検索より・・・・・山野の日当たりのよいところに生える、落葉小低木で枝はつる状に地面を這って伸びる。ピンクの花は、中身を包む様に咲き、オシベやメシベが少し顔を出したくらいが満開で、開かずに散るちょっと変わった花。
最初見た時、花がまるで実の様に見えました。実も食べられるそうなので、これから楽しみです。


フサザクラ
(総桜、房桜)
別名 タニグワ(葉が桑の葉に似ているから)
フサザクラ科フサザクラ属
樹高 7〜15m
4月1日 細蔵山の下部、早月川沿い。
日本文芸社「樹木図鑑」より・・・・・湿気の多い谷筋や崩壊地などに多く生え、裸地に真っ先に侵入する植物の一つ。成長も早い。花期は3〜4月。葉が出る前に花を咲かせるが、花には花びらもガクも無く、赤い葯の雄しべだけが目立つ。
写真背景の樹木も皆同じフサザクラだった。この辺りは、以前に崩れた所なのだろう。奥の暗がりは、杉の人工林。